日本のお父さん
多方面からのプッシュがあったので読みました.
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/20
- メディア: 新書
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感想
思い切った表現が多くてひやひやしながらも
楽しく読ませていただきました.
ボクは完全にアメリカ化された日本に生まれてきた世代で,
正直言ってそこに問題を感じることはほとんどありません.
欧米文化を受け入れることにも抵抗はありません.
だけれど日本人が海外に出たとき,
求められるのは英語力よりも日本人としての基礎力であるということ.
これは覚えておきたいです.
国際人を目指すなら,まずは国語の勉強をするべきと.
日本の欧米化は自然に受け止めてしまう自分ですが,
それでも情緒を感じる心だけは失われていないようです.
桜の散りゆくさまや鈴虫の鳴き声に思いを馳せる自分は,
紛れも無い日本人なのでしょう.
関連する話
ガソリンスタンドのおっちゃんとか,仕事で接したおっちゃんとか,
日本のお父さんたちがこの本の話をしていました.
売れていることを実感です.