はてなへの期待

Web上をフラフラしていたら,近藤社長の昔のITmediaのインタビューを見付けました.

自分の手でネットを“進化”させたい――「はてな」社長の夢 (1/2) - ITmedia NEWS


 ブログ(Blog)サイトが流行し始めた最近、「はてなダイアリーは日本最大のブログサイト」「国内のブログサイトの先駆け」などと言われこともある。しかし近藤社長はダイアリーを作った当初、ブログは全く意識していなかったという。

 「国内でブログが流行しだしたので、宣伝効果を狙って“はてなダイアリーもブログです”と言ってはいるが、もともとブログとは関係ない、オリジナルのサービスとして始めた。ブログは一過性のブームだから、1、2数年後には沈静化し、いくつかのブログポータルがつぶれるような事態になるだろう。その時にも何事もなかったかのように涼しい顔をしてダイアリーを続けていたい」

もう2年以上も前の記事です.
もともとPCやWebに疎いボクは,このときまだ「はてな」の存在を知りませんでした.
今になって読んでみて感心したわけです.


この部分を読んで,同じくITmediaの最近のインタビューを思い出しました.

はてな近藤社長「Web2.0はラベルに過ぎない」 - ITmedia NEWS


 ラベルに書いてある成分――ティム・オライリーの言うWeb2.0の要素――の多くは、確かに同社に当てはまる。「はてなの中身を見ると、不特定多数のたくさんの力を信じるという感覚や、オープンさはそもそもあった。2.0的と言われたら、そうだと思う」

 ただ、分かりやすいラベルが登場したからといって、会社やサービスの中身が変わるわけではない。「ラベルはどうでもいい。踊らされない程度に付き合っていきたい」

結果を見れば2年前の近藤社長の「ブログは一過性のブーム」という予想は外れてしまっていますが,
重要なのはそこではありません.


2年前と今現在を比べてみても,近藤社長は同じことを言っています.
はてなは時々刻々と変化しているように見えて,根本となる芯の部分は全くと言っていいほど変わっていないように思えます.

Web2.0は一過性のブームだから、1、2数年後には沈静化し、いくつかのWeb2.0を謳ったサイトがつぶれるような事態になるだろう。その時にも何事もなかったかのように涼しい顔をしてはてなを続けていたい」

言うなればこういうことなのでしょう.
これからもはてなはてなで在り続けてほしいと思います.
ひとりのWebユーザとして,今後のはてなにも期待しています.