RSSマーケティング・ガイド
読みました.分かりやすくて面白い一冊でした.
RSSマーケティング・ガイド 動き始めたWeb2.0ビジネス
- 作者: 塚田耕司,滝日伴則,田中弦,楳田隆,片岡俊行,渡辺聡
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2006/02/02
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 133回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
以下,自分のためのまとめ.
- RSSは「Consumer is in control」
- 情報アグリゲーションサイトがRSSを配信する意味
- RSSフィードを扱うデスクトップアプリケーションの今後
- RSSを用いることでデザインとコンテンツを分離
- Customer Relationship Management
- RSSとインフルエンサーと口コミ効果
- SEO ⇔ SMO
- メールマーケティング ⇔ RSSマーケティング
- コミュニケーションツールとしてのRSS
- 壁紙チェンジャー型RSSというアイディア
- AIDMAからAISAS,そしてAIDPAへ
- DoCoMo「iチャネル」,KDDI「EZチャンネル」,Vodafone「ステーション」
- モバイル向けコンテンツシンジケーション
- リアル市場からのフィードシンジケーション
- RSSはWeb2.0における血液
タイトルからも予想できる通り,RSSとマーケティングとの関係について,
技術的な背景も含めて丁寧に解説してくれています.
現在のWebビジネスにおいて根幹を成す要素である広告について,
メールマガジンやコンテンツマッチ広告などのやり方にRSSがどう関わってくるのか.
そういったことに焦点を当てて書かれていました.
最後にWeb2.0と絡めた話もあって,今のWebにおけるRSSの位置付けも述べられています.
RSSを語る上でブログの普及は無視できもの.
また,日本では「モブログ」という言葉が生まれるほどモバイルからのブログ利用が盛んなので,
モバイルの移動性を生かした「RSS + モバイル +リアル市場からのフィード」は面白そうです.
街をブラブラ歩くだけで立ち寄ったお店がブログに載るようなサービスがあれば,
ブログももっともっと楽しくなりそうです.
モバイル分野では日本が世界に先行できるという点も大きな魅力です.