時は元禄

えんぴつで奥の細道

えんぴつで奥の細道

松尾芭蕉さんの死後300年以上が経ち,
世の中のデジタル化の恩恵をこうむらない日などない今.
奥の細道をアナログツールの代表選手である鉛筆でなぞるという本がベストセラーだそうです.


実際に手を動かして文字を書くってことが大切なのでしょうね.
これが奥の細道のタイピングソフトだったら,ここまで話題にはなっていないことでしょう.


また,「キレイな字を書けるようになりたい」という人たちだけではなく
広告業界で働くことを目指して「キャッチコピー作りのために」という人からの支持も得ています.
「月日は百代の過客」と言った芭蕉さんですが,
これだけ時が経ってもなおその成果が評価され続けるなんて素晴らしすぎです.


「字を書く」ということ.「文を読む」ということ.
色々な楽しみ方ができる面白い本だなぁと思いました.