minazにWindows 2000とUbuntu 6.10をインストール

もう挙動がガタガタでかわいそうだったminazを転生させた.いい機会なので,今まで通りにWindowsを入れるだけじゃなくてUbuntuも入れてデュアルブートできるようにした.ボクはUbuntuのことは全然知らなかったけど,確かにこれは評判通り良いね!

Ubuntuの設定と,デュアルブートを実現する際には以下のサイトの情報が役に立ちました.ここに辿り着いていなかったら設定は完了していないどころか,Ubuntuの魅力を知ることもなかっただろうな.感謝です!

Windows 2000のインストール

これはもう慣れているから特に困ることもなかった.インストールCDをドライブに入れた状態でPCを起動してインストールを行う.全体で80GBのHDDを一旦まっさらにして,40GBをWindows用のパーティションとした.

最低限の設定だけしてWindowsの設定はひとまず終了.正常に起動することを確認.

Ubuntu 6.10のインストール

ダウンロード ― Ubuntu Japanese Teamから日本語ローカライズ版「ubuntu-ja-6.10-desktop-i386.iso」をダウンロードしてインストールCDを作成する.ボクは手持ちのライティングソフトがISOイメージからのCD作成に対応していたのでそれを使った.分からない人は使っているソフトのヘルプを見て「ISO」で検索するなり,ISOイメージの焼き方を参考にするなりすれば何とかなるでしょう.

作成したCDをドライブに入れてネットワークに接続されたPCを起動する.まずCDからUbuntuが立ち上がるので,インストールの前に色々と試せる.デスクトップにある「インストール」と書かれたアイコンをダブルクリックするとインストールが始まる.インストーラの指示に従って作業を進める.

パーティションは以下のようにした.GUIパーティション管理ソフトが使えるので楽に設定できる.

GParted

インストールの最後の手順でGrubのインストール場所を指定しなければいけない.このページによると,

(hd0,0) : 1台目のHDDの最初のパーティション
(hd0,1) : 1台目のHDDの2番目のパーティション
(hd1,0) : 2台目のHDDの最初のパーティション

とのことなので,ボクの場合はHDDは1台(hd0)のみで,Ubuntuパーティションはhdc4(0から数えて3番目)なので,Grubのインストール場所は

(hd0,3) : 1台目のHDDの3番目のパーティション

とした.これでUbuntuのインストールは終了.しかし,この後すぐにデュアルブートのための作業があるので,まだPCを再起動してはいけない.

デュアルブートのための設定

CDから起動したUbuntu上で作業を続ける.

Windows 2000のNTローダからUbuntuを選んで起動できるようにするには,ddコマンドを使ってGrubをファイル化し,それをNTローダに読ませてやることになる.端末に

$ sudo mkdir /mnt/win
$ sudo mount -t vfat /dev/hdc2 /mnt/win
$ sudo dd if=/dev/hdc4 of=/mnt/win/bootsector.img bs=512 count=1

とコマンドを打ち込んで,Windowsからもアクセス可能な共用パーティションにブートイメージを吐き出す.これでCDから起動したUbuntu上での作業はおしまい.PCを再起動して,Windowsを立ち上がらせる.

Ubuntu側で共用パーティションをフォーマットしたので,マイコンピュータの中に新しいドライブが現れているはずだ.今回は「Eドライブ」だった.このEドライブの中に先に吐き出した「bootsector.img」があるので,これをCドライブ直下にコピーする.続いてフォルダオプションの「表示」の項目の中の「すべてのファイルとフォルダを表示する」のラジオボタンを選択し,「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外し,Cドライブ直下にboot.iniが見える状態にする.見えるようになったboot.iniをメモ帳で開き,ファイルの最後に

C:\bootsector.img="Ubuntu"

を書き加えてやれば設定は完了.ボクはここで「bootsector」のスペルを間違えて「bootsecter」としていたため,しばらく頭を悩ますこととなった.みんなはそんなことしないと思うけど気を付けて!必要に応じて,OS選択の待ち時間や,何も入力がなかったときにブートするOSを設定してやってもよい.